[PR] この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。
世の中で一番多く交わされている契約は売買契約と言っても過言ではないでしょう。個人で大きな買い物をするとき、ま
た会社で物品や資材を購入するときにも売買契約を結びます。ここでは売買契約書の作成ポイントを紹介しましょう。
① タイトル
タイトルは、売買する物が多品目の場合は「商品売買契約書」としておき、特定の商品の場合は「自動車売買契約書」というように
品目を明示しておきます。
② 商品の引き渡し
商品の引き渡し方法については、最低限引き渡しの時期と引き渡しの場所を明記し、引き渡しが円滑に行われるようにします。
③ 代金の受け渡し
売主にとっては代金回収の方法を、買主にとっては代金支払いの方法を明らかにし、代金債務の弁済が円滑に行われるようにし
ます。
売主としては、代金債務が高額又は弁済が長期に渡る場合は、買主に担保や連帯保証人を要求すると安心です。
④ 引き渡し前のリスク負担
目的物が納入までの間に、当事者の責任外の事由で破損・変質等を起こし、売買に適さなくなった場合のリスク負担(危険負担)
を売主・買主いずれが負うかについて定める必要があります。
民法上は、特定された物については買主、その他一部を除く場合は売主が負担することになっています(民法第534~第536条)。
⑤ 債務不履行による契約解除
相手が債務を履行しない場合は催告なしで契約解除できる旨の規定を設けておくと、解除を円滑に行い、相手方に対する契約上
の負担義務を早く免れることができます。
「売買契約書例」では、とある会社が商品を仕入れるときの売買契約書を例示します。